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近畿生コン関連団体労使懇談会

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 ■労使関係なくともスト認められ無罪■

 12月12日、学働館・関生で近畿生コン関連団体労使懇談会が開催された。

 冒頭、参加した生コン関連事業者団体から現状と課題が報告され、続いて、労働側から発言があった。

 このなかで全港湾大阪支部の樋口委員長が以下のように発言した。

 「今月8日に関生支部に対する弾圧を絶対に許さないと集会を開催し、労働組合・市民団体など600人が結集した。
 そのなかでも話をしたが、1976年に全国の港湾でストライキを決行し、大阪では逮捕者が出た。このとき、裁判所は労使関係のない企業に対してピケッティングを行ったことについて『(産別運動の一環として行ったことであり)正当行為とは言えないが、違法とまでは言えない』という判決をくだした。警察権力は当然、この判決を知っているはずだ。なぜ、知っていてあえて関生支部の役員・組合員を不当逮捕・起訴するのか。それは闘う労働組合が目障りだからに他ならない。今後、関生支部の取り組んだ行動の正当性は明らかになると思うが、この弾圧に対して共に闘っていきたい」。

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 ■弾圧激化の背景に政治の反動化が…■

 さらに、懇談会前日に釈放されたばかりの関生支部の武洋一書記長が発言した。

 「樋口委員長が言うように、1970年代には罪にならなかった組合活動に対して、現在ではいとも簡単に有罪判決がくだる。それは生コン業界でも同じだ。当時は日本全体で労働運動が盛んだったし、国会のなかでも野党が力を持っていた。
 権力者が恐れているのは、労働組合が中小企業と手を結び、大企業に向かって適正価格を収受するとか、輸送運賃の引き上げを求める運動だ。こうした共同の取り組みについて1980年代には当時日経連の会長だった大槻文平が『資本主義の根幹に触れる』『箱根の山を越えさせるな』と号令をかけて大弾圧を仕掛けてきた。その危機感は現在も変わらない。


 ■歴史を教訓にして必ず流れを変える■

 昨年の12月12日からストライキは始まった。このストライキでセメント・生コン輸送の運賃アップという大きな成果を得たが、それをなきものにするために大阪広域協組は労組敵視政策をとり、そこに権力が便乗して滋賀や大阪でのデッチ上げ逮捕を行った。
 しかし、私たちには何度もこうした弾圧を受け、それを乗り越えてきた歴史がある。業界はいまだに混沌としているが必ず正常化を勝ち取る。業界のみなさんにもそのためにぜひ力を貸してほしい」。


  【 くさり1月号より 】

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